岩波波文庫『Irreversible Damage: The Transgender Craze Seducing Our Daughters』の邦訳版の解説を、ユーチューブ動画で観ました。昭和大学の精神科教授の岩波明さんに、インタビューを行う形での解説でした。米国は、精神科領域において精神療法に、過度に期待を抱く、効果があると信用されている国です。カウンセリング医、日本の臨床心理士に相当、が高い治療費を取り、心理療法をおこなっています。心理療法に料金を支払うほどの効果があるのか。私は疑問に思っていますが、ともかく、米国では、社会的に認知された職業として成り立っています。しかし、患者が、脳機能に異常がなくとも、調子が悪く、何らかの病気だと訴える、特に精神科的な病気だと主張すれば、その真偽を確かめる方法がないのです。例えば、外見からうつ病の症状があっても、血液検査や画像診断から、うつ病特有の所見は見つからない、現状では、精神科医以外は、うつ病だと断定できないのです。逆に、精神科医が、病気だと診断すれば、精神病だと判定されるのです。もし、うつ病に、ホルモン補充と性転換手術が必要だと言われたら、その通りの治療を受ける思春期の子女がいるのと、著者は警告しているのです。

極論すれば、精神科医、米国なら臨床心理士、が病気をつくり出しているのです。暗示にかかりやすい人に、君の不安は、自分の性別を正しく認識していないからです。君は、これまで女性として生きてきたが、それは間違い、本当は男であり、性転換手術や治療を受ければ、不安がなくなると、アドバイスすれば、自分はトランスジェンダーだと思い込み、信じ込むのです。不安の原因が、別にあっても。

上の事例から、明白なことは、治療が必要な病気だとの判断は、医師に任せてはいけないのです。例え、病気があっても、その治療の判断は、患者自身が行うべきものなのです。主治医が、老化を病気だから、治療すべきですと、言ったら、あなたは、治療を受けますか? 老化を止める方法はありませんよ。老化を、私は、病気だと思いません。診察し、病気どうかは、医師が判断出来るかもしれないが、医師はそのための教育を受けている、治療の判断は、あなたが決めるべきです。医師は、治療行為から収入を得ているからです、特に、日本では。つまり、収入をえるために、治療をすすめたり、高価な治療を進言しないとは限らないのです。治療を、医師に、100パーセントゆだねることは、宝石店に行き、店員がダイヤが似合うからと、言われたとおりの品物を買うのに等しい。営業に来た人が勧める商品を、言い値で買う。これが、現実の医療行為なのです。

結論。病気があるかの判断は医師に任せるが、治療するかの判断は、あなたが行わないと、あなたは、高価な無駄な支払いの被害者になるかもしれない。その実例に、トランスジェンダーの流行を考慮すべきかもしれない。コロナウイルス騒動の際に、医療専門家の意見が混乱し、日本では、ウイルス感染の被害よりも、感染防止のためのワクチン副作用の被害が大きかったようです。本当に治療が必要な病気なのか、医師の判断も間違っている前提で、慎重に審査すべきですが、AIが登場し、必要とされる時代背景があるわけですね。

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